交通事故治療
交通事故治療とは
交通事故の現状
警察庁の交通事故発生状況によると、2008年の交通事故死者数は5,155人にもなるそうです。 交通事故発生件数も76万5,510件となっており、届けられていない件数も含めると相当な件数になります。 いつ、ご自身やご家族が交通事故に巻き込まれるかは誰にも分かりません。 もしもの時にも、慌てずに対処できるように、しっかり とした知識を身につけることをお勧めします。
①まずは警察へ交通事故の届け出
加害者はもちろん、被害者からも届け出ることが必要です。(特に怪我を負った場合は「人身扱い」の届出が重要です。) また、仮渡金の請求などで必要となるので、早めに自動車安全運転センターへ、交通事故証明書の交付を依頼します。
②相手(加害者)の情報を収集
相手方の氏名、住所と連絡先、車の登録ナンバー、自賠責保険(共済)、自動車保険の会社(組合)名、証明書番号、他にも勤務先や雇主の住所、氏名、連絡先(※業務中であれば、運転者だけでなく雇主も賠償責任を負うことがあります。)
③病院にて医師の診断を受ける
交通事故の治療には医師の診断が必要です。 (当院での、診断の場合『交通事故の治療を希望』とお伝えください。)
④保険会社へ接骨院・整骨院での治療を希望する旨を伝える
保険会社より当院に、交通事故の治療依頼の連絡が入り、治療開始となります。
交通事故治療とは
交通事故治療とは、一般的に交通事故が原因の痛み(むち打ち症、腰痛、手足の障害、痛み、だるさ、不快感 等)の治療のことを指し、主に自賠責保険による治療のことをいいます。
当院では、交通事故が原因の様々な症状でお悩みの方、また治療を受けているが思ったように治らなくて困っている等の方々のご相談に応じております。※交通事故の場合、自賠責保険により治療費が出るので、治療費や診断書料を負担することは一般的にはありません。
交通事故では、日常の怪我では傷めないような部分もダメージを受けることが多く、放置すると痛みや機能障害、2次的障害(肩こりや腰痛)へと発展することもあります。そうならないためにも、早期のきちんとした治療と、症状が完治するまで、継続して治療される事をおすすめします。
交通事故の症状
- むち打ち症
むち打ち症は、正式には「外傷性頚部症候群」や「頚部捻挫」などといいます。車での追突事故などの際に、首や背中に衝撃がかかり、首がムチのようにしなることから生じるので、むち打ち症と呼ばれています。その怪我の度合いも、非常に軽いものから、後遺症を残すものまで様々です。 - むち打ち症について
むち打ち症は首の正常な可動範囲を超えてしまうことで、首の関節の靭帯や筋肉が傷ついて、首や背中の痛みなどが現れます。 - むち打ち症の原因
車の追突などの交通事故により生じることが多いのですが、体操やスノーボードなどのスポーツによって 起きることもあります。
むち打ち症の症状と分類
- 頸椎捻挫型
首の筋肉や靭帯などが損傷され、首、肩、背中の痛みや運動制限が起きる症状です。 - 神経根症状型
頚椎から出る神経が圧迫されることにより、首の痛みや頭痛、腕のしびれやだるさ、筋力低下するなどの症状です。 - バレ・リュウ症候群型
後部交感神経の損傷や圧迫によって頭にいく血流が低下することで、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、眼の疲労・・・ などが起こる症状です。
※後から症状が出てくることもあるので、まずは診断を受けることをおすすめします。
施術の流れ
①ご来院 治療をご希望の方は直接お越しください。ご予約は不要です。その際に以下のことをご準備ください。
●お取扱いの保険会社ご連絡先(ご担当者名)
●病院受診の方は診断名
②問診票の記入 交通事故治療にあわせて問診をさせていただきます。その際に以下のことをお伺いいたします。
●事故が発生した日時、状況
●医師の診断内容
●ケガの症状
●お取扱い保険会社の確認当院にて、保険会社へ手続きを行います。
③触診 怪我の状態を触って確認します。痛み具合、腫れ、患部に熱をもっているか、機能障害があるかなどを、いくつかの検査やテストを行って調べたうえで、治療のプランを組み立てます。
④治療の開始 症状に合わせて、マッサージ、超音波治療、電気療法、冷温法、鍼灸治療、テーピング、背骨・骨盤矯正などの中から、治療プランを決定し治療をします。 同時に日常生活での注意点や、できる部位のリハビリ等も行っていきます。
⑤治療の終了 症状が改善されたら、治療完了です。症状により個人差はありますが、3~6ヶ月程度で完治することが通常です。保険会社に治療が完了した旨を報告し、その他の費用を計算してもらいます。明細の入った示談内容書を確認し、納得がいけばサインをして完了となります。