ケガ・スポーツ障害
ケガ
ケガと一口に言っても、その発生には様々な原因があり、症状も個々に異なります。一般的には、生活の中で誤って「転ぶ」「打つ」「捻る」等が代表的なケガの原因となるのですが、スポーツや仕事などで体の同じ部分を使い続ける事によって発生するケガも実は多いのです。また、このようなケガはスポーツや仕事上でどうしても使用しなければならない部分に発生するため、非常に治りづらいものでもあるのです。
まず一般的な「転ぶ」「打つ」「捻る」等が原因のケガの対処法からお話ししましょう。 応急処置の方法に、「RICESの法則」と言う物があり、ケガをした場合にまずしなければならない処置の頭文字を取ったものです。
レスト R(rest) |
ケガをした部分を安静にして、それ以上症状をひどくしたり、無駄な動きで痛みが出る事を防ぎます。 |
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アイス I(ice) |
ケガをした部分を冷やします。炎症を抑え、出血を最小限にとどめます。 |
コンプレッション C(complession) |
ケガをした部分を圧迫しましょう。腫れや出血を最小限にとどめます。 |
エレベイション E(elevation) |
ケガをした部分を心臓より高く持ち上げましょう。腫れや痛みを最小限にとどめます。 |
サポート S(support) |
ケガをした部分を固定します。症状の悪化を防ぎ、痛みを最小限にとどめます。 |
以上を行うことで痛みや腫れを和らげて、ケガの早期回復につながります。あくまでも応急処置ですので、これらを行った後、速やかに専門医にご相談下さい。
次にスポーツや仕事の繰り返しによるケガの対処法ですが、熱や腫れなどがある場合は冷やす事が必要になってきますが、それ以外の場合は温める事も重要になる場合がありますので、我慢せず「おかしいな?」「違和感があるな?」と思ったら、全てを中止して患部を休ませて速やかに専門医に相談しましょう。私共の今までの経験から対応が早ければ早いほど症状は軽度で済みます。
ケガの予防
ケガの予防には様々な方法、考えがありますが、私共が考える簡単な予防法をいくつか御紹介しましょう。
①筋肉を衰えさせない。②間節の柔軟性を保つ。③急な動作をしない。
④栄養バランスに配慮した食事を摂る。
⑤無理な姿勢での動作、繰り返しの動作に注意を払う。
⑥準備運動、整理体操を十分に行う。
⑦ゆっくりとした休養、睡眠を取り体や精神を休める。
⑧体のバランスを整える。 ⑨体を冷やさない。
⑩運動は適正な量、回数、正しいフォームで行う。
以上の様な事に気をつけるとある程度はケガの予防になると思いますので、参考にして下さい。また、自分で出来ないな、難しいなと思ったら、お気軽にご相談下さい。
当院では、一般的なケガ、繰り返しによるケガも独自の手法により早期回復のお手伝いをさせて頂いております。一度ご相談下さい。
スポーツ障害について
スポーツ障害とは?
一般の方が急にスポーツを始め、練習量やフォーム等が適正(我流のまま)でなく、一部または複数の筋・腱・関節に使い過ぎを生じさせると、様々な障害を引き 起こします。また、最近は子供をスポーツ選手にしようと、親が熱心になり、まだ筋や関節、骨がしっかりしない年齢で大人と同じ様なトレーニングメニューをして、取り返しのつかない事になってしまう様なケースが増えています。これらを総称してスポーツ障害と言い、もちろんプロスポーツ選手にも発生します。
例えば、野球選手が常に野球をしている訳ではありません。オフシーズンにシーズン中のプレイに耐えられる体を作るのです。一般の方は普段、一般の生活をして 「さあ、日曜日だ、野球をやろう。」といって急にプレイをして体を壊してしまうのです。そして更に怖いのは、最近では雑誌などで体を鍛える事がブームに なって、自分の許容量を超えたトレーニングをしてしまい、オーバーワークになって筋や関節を壊してしまうという事が多発しています。
スポーツ障害に陥ったら?または陥らないためには?
- 適正な運動量を保つ事!
特に子供の場合は骨や筋が未発達なので要注意!指導者、専門家との綿密な連携が必要です。大人の場合は年齢に応じて“ほどほど”に運動するのが良いでしょう。 - スポーツ、トレーニング前・後のストレッチ!
トレーニング前のストレッチを行なう人は多いのですが、トレーニング後はおろそかになりがちなので注意しましょう。 - スポーツ、トレーニング後のアイシング!
疲労物質の吸収の促進、炎症抑制等の為に、痛めてしまった関節、筋をアイシングしましょう。その後は冷やさない様に注意しましょう。 - 痛み、症状がある場合はいさぎよく休む事!
我慢、無理は禁物です。ひどくなって取り返しのつかない事になってしまっては元も子もありません。痛み、症状の対処に努めましょう。
当院ではスポーツ障害に特に力を入れており、県内外からの患者様も多く見えられております。独自の痛みを伴わない施術を是非ご体感下さい。施術後のトレーニング方法、ストレッチ法などのアフターケアも詳しく指導させて頂いておりますので、お気軽にご相談下さい。